本日はあいにくの雨、昨日は気候痛による頭痛でブログ配信をお休みしてしまいました。
やっと頭痛も治まりましたので、予定していたギリシャ神話の登場人物、ポセイドンについてお話していきます。
YouTube動画「ギリシャ神話の神々オラクルカード」も観てくださいね。

海の王、ポセイドンと私たちの運命のリンク
ポセイドンはギリシャ神話における海と地震を司る神です。
そして、ゼウスの兄として、オリンポス十二神の中でもその存在感を放つ一柱です。
彼が所有する三叉の槍トライデントで波を起こし、大地を揺るがすその力は、人間や神々の運命に強い影響を与えました。
そんなポセイドンの神話の中に秘められた物語と占い的視点からの解釈を紐解いていきましょう。
ポセイドンの神話:激しさと創造の調和
ポセイドンはクロノスとレアの息子として生まれ、兄弟たちと共にクロノスの支配から逃れました。
彼はその後、海の支配権を得ることとなり、トライデントという強力な武器を手にします。
このトライデントで海を割り、大地を揺るがし、泉を湧き出させる力を持っています。
彼の性格は非常に情熱的で激しさに満ちています。
例えば、こんな話があります。
ポセイドンと女神アテナとの間で、ケクロパス王によって統治されていたギリシャの都市の守護神の座を巡る競争が行われました。
王はどちらを選ぶべきか選択に迷った末、住民達に最も有益な贈り物を与える神を守護神とすることを条件としました。
ポセイドンはトライデントで大地を突き、泉を生み出しましたが、泉が塩で満たされていたために、住民の欲する飲料水には適しませんでした。
そこでポセイドンは、この贈り物は軍事や貿易に活用できると主張しました。
一方アテナは、地面にオリーブの木を植えて住民への贈り物としました。
オリーブは実を収穫でき、油や食料として重宝するだけでなく、木材としても利用ができて、街の繁栄に寄与するものでした。
そのため、住民はアテナを高く評価し、守護神として選びました。
そして、都市の名前は彼女の名から「アテネ」となりました。
アテナがアテネの守護神として選ばれた後のポセイドンの態度には異なった伝承があります。
一部の伝承では、この結果にポセイドンは大変激怒したと言われています。
その怒りはアッティカ地方に洪水を引き起こす程であったといいます。
しかし、一方で、最終的にはアテナが選ばれたという結果を受け入れて、その後はアテナとの良好な関係を築きながら、海や馬の神としての役割を果たしたとも言われているのです。
この物語は、ポセイドンの力強さと、時に敗北を受け入れる人間的な一面を感じさせます。
また、彼の子供たちの中には、一つ目の巨人キュクロプスや、人魚のスキュラなど、多様な存在がいます。
これらの子供たちもまた、ギリシャ神話の中で重要な役割を果たしています。
ポセイドンと運命の交錯:占い的観点から見る影響力
ポセイドンは占星術において、感情や潜在意識を司る「海」の象徴と結びつけられることがあります。
そのエネルギーは、深い感情の波や内なる力の源泉を意味します。
もしあなたが今、感情の揺れ動きや大きな決断を迫られていると感じているのなら、それはポセイドンのエネルギーが影響しているのかもしれません。
今後自身を占うようなことがありましたら、海のエネルギーがあなたの感情や運命にどのように作用しているのか、ポセイドンの象徴を通して探ってみてくださいね。